チリ地震
地球の裏側で起きた巨大地震。
一言でいえばそれで済んでしまうが、我が国において、それは忘れてはならない出来事の一つであろう。
1969年、チリ沖で巨大地震が発生した。地震は津波を引き起こし、南アメリカ大陸沿岸に被害をもたらした。
ところが、その津波はおよそ2日かけて日本にも被害をもたらしたのだ。
運悪くその日は週末だったこともあり、宮城県の三陸海岸では幼稚園(だったか小学校だったかはうろ覚え。スミマセン)の遠足か何かで磯遊びをしていた。
そんなところに数メートルの津波が新幹線並みのスピードで海岸を襲ったのである。死者も出た。
気象庁はチリ沖で地震が起きたことは把握していたものの、津波が日本まで来るとは予想だにしておらず、悲惨な最悪な結末となってしまった。
今年は2010年。あれから40年、あらかじめ避難でき、生き延びていたとしたら、まだ壮年のご世代である。
被害者の方にはあらためてご冥福を祈る。
そういった経験から、気象庁では、今回の津波では死者を絶対に出すまいと、必死にアピールをしているのである。
地震学について大学時代に少しでも勉強した身なので、私からもお願いである。
面白半分で海に行かないでいただきたい。ひざ下の高さの津波でも新幹線のスピードの津波では体ごと持って行かれます。絶対に見に行かないでください。
伏してお願い申し上げます。