ふと思うこと

世の中には歩くスピードが速い人がいる。
せっかちな人はたいていこれに当てはまるようだが、私の独断と偏見において、それ以外に「忙しい上司」が当てはまりそうである。

とかく仕事量「=会議」が多い場合、分単位での移動になる。ゆっくりと歩いていられない、だから早歩きになってしまう。すると時間を節約する手段として、自分で判断できるものについて○か×だけでの判断をするようになる。短時間で多くを処理しなければならないためだ。そうなると、途中の過程は「無視」である。

報告する側にも「AについてはBだった」と言わせ、本来は「A→C→D→B」であることを言おうとすると、「時間の無駄だから、結論だけ言え」と一蹴。

こんな上司、会社Jにいました。
私が今までに出会ったベストな上司は「Nいい」のI川主査でしょうな。
派遣な私に対しても社員同等、いや、ひとつのプロジェクトのメンバーとして扱っていただいた。本当に感謝、感謝です。

で、現会社の上司さまたちは…、まだ判断するには早いが、少なくとも早足の方は見当たらない。けど、異常に爽やかでカッコイイ常務が一番早足かな?

今の社長に対して私とは肌が合わない印象。ま、ここで中国の古典にはこんな言葉がある。

「組織の上にいる人物が、その内情を知ろうとするのに1か月かかっても把握できないが、下にいる人間はそれを3日で知ることができる。」

私は就職1か月だが、ほぼ内情を把握しましたぞ、社長サマ。

勢いあまってもう一言。
「組織のトップが趣味を持つとその組織は滅びる」
気をつかれよ。
我が人生のバイブル、「菜根譚」をお薦めする。